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5人目、混戦に拍車 社民、猿田氏を擁立 茨城3区 (茨城新聞 2005/08/20)

九月十一日投開票の衆院選で、社民党県連(大嶋修一代表)は十九日、茨城3区に元会社員で党県連市民運動局長の猿田玲氏(27)を擁立すると発表した。茨城3区は前回の総選挙で初当選した自民党の葉梨康弘氏(45)、二回連続で比例復活当選を果たした民主党の小泉俊明氏(48)の両前職に、無所属新人の中山一生氏(42)が挑む三つどもえとみられた。しかし、四度目の立候補となる共産党の上野高志氏(40)と、猿田氏の両新人が相次ぎ出馬表明したことで混戦に拍車がかかった。都市部だけに浮動票の行方が鍵を握っている。

都市部の浮動票が鍵
猿田氏は取手市在住。二〇〇二年に立正大法学部を卒業、警備関係の会社に入社し、その後、ガソリンスタンドに勤務した。県内自治体に対し性同一性障害者の立場から、行政文書からの性別欄撤廃を求める陳情活動を行ってきた。
衆院解散後に党県連から要請され、今月十六日に出馬を決断したという。十八日に党県連市民運動局長に就任した。
猿田氏は「障害を抱えて体験したことを生かし、人権や平和憲法を守ることなどを訴えていきたい」と決意を語った。
今回の衆院選県内小選挙区に社民党が候補者を擁立するのは初めて。猿田氏は比例代表北関東ブロックにも重複立候補する。高沢勝一代表代行は「出遅れは否定しないが、二〇〇〇年六月の衆院選で得た比例代表の県内得票九万五千票を目標に、票を積み上げたい」と話した。
一方、葉梨氏は解散明けから一人で辻つじ立ちを実施。義父信行氏から継承した後援会組織だけに頼らず、「改革か、停滞か」と連日、駅や街頭で声をからし再選を目指している。
 小泉氏は「今やらなきゃならない問題は郵政じゃない」と主張し、景気、年金を争点に打ち出す。前回劣勢だった農村部での支持拡大に努め、初の小選挙区当選を狙っている。
この二人と支持基盤が重なる中山氏は昨年死去した父利生氏の後援会が軸。「名簿順位が発表された段階で当選の確率がなくなり、実質選挙で戦えなかった」と前回の悔しさを晴らす雪辱戦となる。
上野氏は「小泉改革は弱者いじめ。国民の生活、福祉中心の予算編成を」と街頭から訴える。党主導の戦いで得票倍増を狙っている。

http://www.ibaraki-np.co.jp/main/weekly11.htm
# by gidjp | 2005-08-20 22:54 | ニュース

選挙:衆院選・茨城3区 性同一性障害、猿田玲氏を擁立--社民党 /茨城 (毎日新聞 2005/08/20)

 社会民主党県連は19日、衆院選茨城3区に元会社員、猿田玲氏(27)を擁立すると発表した。

 猿田氏は取手市出身。生まれながらの性に違和感を持つ性同一性障害の当事者で、男性として日常生活を送っている。県内自治体の戸籍から性別欄を撤廃するよう求める運動を展開してきた。猿田氏は「これまでに経験したさまざまな不平等を訴え、社会を正したいとの思いから国政にチャレンジしたい」と決意を述べた。

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/ibaraki/news/20050820ddlk08010117000c.html
# by gidjp | 2005-08-20 22:50 | ニュース

社民、3区に猿田氏擁立 (東京新聞 2005/08/20)

社民党県連は十九日、衆院3区に、元会社員で同党県連市民運動局長の猿田玲氏(27)を公認候補として擁立すると発表した。同党県連は、同区以外の候補擁立は予定していないため、自民、民主、共産の各党に続き、主要政党の候補者が出そろった。

猿田氏は戸籍上の性別は女性だが、性同一性障害を抱えており、自治体が扱う証明書などの行政文書に記入する性別欄の撤廃を求める運動を続けてきた。猿田氏は「障害を抱えているので、人生の中で体験したこと、特に人権面での訴えをしていきたい。平和憲法を守る意識もあるので、社民党と考えは一致している」としている。

茨城3区には、猿田氏のほか、自民党前職の葉梨康弘、民主党前職の小泉俊明、共産党新人の上野高志、無所属新人の中山一生の四氏が出馬に名乗りを上げている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20050820/lcl_____ibg_____001.shtml
# by gidjp | 2005-08-20 22:45 | ニュース

日本共産党からの返答

性同一性障害を抱える人々が、普通にくらせる社会をめざす会 御中

 メールありがとうございました。
 日本共産党は、貴会の以下のご要望、 

1.「性同一性障害者の性別の取り扱いの特例に関する法律」における第3条第3項「現に子がいないこと」の削除
2.戸籍の性別と、社会生活上の性別が異なることによる、さまざまな不利益が解消される政策の実現
に心から賛同し、すすめていきたいと考えます。

「特例法」の適用要件を満たす人はまだ少数です。海外にも例がない子どもの有無の要件はすぐに削除するべきです。
また、性同一性障害の当事者の中には、就職にあたっての差別や、差別をおそれ戸籍謄本を提出することができないなかで、経済的苦境にたたされている方が多くいらっしゃいます。これらの差別・不利益をなくすことも急務の課題です。同時に公的書類における性別欄の撤廃も重要だと考えます。
高額な手術も切実な問題です。日本共産党の井上哲士議員は2003年参議院法務委員会で、ホルモン治療、乳房切除、数百万円の費用がかかる性適合手術ともに、「ぜひ保険適用を」と求める質問を行いました。
さらに、ジェンダークリニックを備えた本格的な性同一性障害の治療が可能な医療機関は、全国で数カ所しかなく、医療費と同時に、高い交通費を負担している当事者もいらっしゃいます。わたしたちは、全国をいくつかの地域に分け、各地域に最低一カ所のジェンダークリニックを設置することも、提案しています。

 現在の日本社会には、性同一性障害をはじめセクシュアル・マイノリティの方々が、いわれなき差別や偏見に苦しめられている実態が数多く存在します。日本共産党は、憲法の人権規定を尊重し、その規定を社会のすみずみに行き渡らせたいと願い、今日まで活動してきました。性同一性障害の当事者のみなさんをはじめ少数者が安心してくらせる社会をめざし、不利益を一つ一つ取り除いてゆくため、全力でとりくみたいと思います。
今後とも、ご意見・ご支援をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
 
2005年8月13日                日本共産党中央委員会国民の声室メール係
# by gidjp | 2005-08-13 20:48 | マニフェスト

各党へのマニフェストに関する要望書

 ○○党 マニフェスト策定担当 御中


                           要 望 書

私達は、「性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会」というNPO団体です。
平素は性同一性障害の問題に関心を持ち、また御尽力をいただきましてありがとうございます。
さて、先の衆議院解散に伴いましてまもなく総選挙が始まりますが、貴党でもマニフェストを準備されていることと存じます。私たちは、貴党が掲げられるマニフェストに下記内容をぜひ取り入れて頂きたく、要望申し上げます。

1.「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」における
  第3条第3項「現に子がいないこと。」の削除

2.戸籍の性別と、社会生活上の性別が異なることによる、様々な不利益が
  解消される政策の実現

性同一性障害とは、身体の性と精神の性が一致しないことにより、大きな苦痛を感じている状態のことをいいます。
昨年7月には「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が施行され、この1年間で208名が性別変更を終え、新たな性として生きることができるようになりました。これも議員のみなさまが、全会一致で法案を可決、成立してくださったおかげです。たいへんありがとうございました。
しかし、この法律ができたことで私たち性同一性障害の問題が全て解決したわけではありません。
性同一性障害の当事者は、医療機関の受診者だけで 約3千人、推計では1万人以上いると言われています。その中で、性別変更ができた者は208名とごくわずかにすぎません。現状では、要件に該当しない方や、治療途中の方など多くの当事者が取り残されています。
また、性同一性障害という言葉も少しずつ知られるようにはなってきましたが、当事者はまだまだ多くの差別や偏見にさらされています。
このように、性別変更を終えた者だけでなく、全ての当事者が不利益を受けることがないような、具体的政策が必要です。
また特例法の中で「現に子がいないこと」という要件は、特に過酷なものになっています。
子供がいるという事実は、過去を変えることができない以上、自分ではどうすることもできません。しかし「昨日までお父さん(お母さん)だった人が、今日からお母さん(お父さん)になる」わけではなく、治療を進めていく過程で家族と向き合い、新しい関係を構築していくのです。その結果、子供自身が親の性別変更を強く望んでいるのす。すなわち、子供のいる親の性別変更を認めることこそが、子の福祉に適うことになるのです。
私たちは、少数に過ぎません。しかし、少数に優しい政治、少数にも配慮することできる政治が社会全体を優しくし、住みやすい社会を作っていくのだと思います。
私たちは、そのような政策を実現してくださる政党を支持したいと思っています。
以上より、上記2項目を貴党マニフェストに取り入れてくださるよう、重ねてお願い申し上げます。
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性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会(gid.jp)
有志一同
事務局 山本 蘭 ( HP: http://gid.jp )
# by gidjp | 2005-08-11 21:40 | マニフェスト